整形外科では、骨折やけがの治療、痛みやしびれなど不快な症状を緩和する治療、骨粗しょう症治療、リハビリテーションなどを行い、運動器の機能回復に努めます。「長年の痛みだから」「歳だから」とあきらめる前に、一度ご相談ください。患者さまの立場に立った診察で、治療の選択肢をご提案します。
すべて整形外科で治療できます。
診察の結果、手術が必要であれば近隣の総合病院をご紹介します。
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傷を洗浄して感染を抑え、縫合など必要な処置を行います。
食い込みのある部分に、外科的な処置を行います。
薬やブロック注射、リハビリテーションなどを総合的に行い、痛みを緩和します。
早期治療が大切です。骨粗しょう症検診で指摘された方もご相談ください。
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痛みがある部位の神経付近に麻酔薬を注射して痛みを取り除く治療法で、即効性があります。麻酔薬が興奮状態にある神経を落ち着かせることで血管や筋肉の収縮を防ぎ、血流を改善。患部の回復を図って、痛みの悪循環を断ち切ります。
また、ブロック注射でどの神経根から痛みが生じているのかを突き止めることができるため、その後の治療にも有効です。
「膝に水が溜まる」といった症状のときに行われる治療法で、関節の中に針を刺して溜まった関節液を抜き取ります。関節液の性状を観察、または結晶検査・培養検査をすることで、診断を確定させることができます。
変形性膝関節症の場合は、ステロイドやヒアルロン酸の注入もできます。
ガングリオンとは、手足の関節にできる良性の腫瘍で、ゼリー状の物質が詰まっています。手関節の甲側に生じるケースが多く、たいていは無症状ですが、神経のそばにできると神経を圧迫して、しびれや痛みを伴います。
治療では、ガングリオンに注射針を刺して吸引して内容物を排出させます。
骨折や脱臼などが疑われる場合は、レントゲンで状態を確認。骨や関節のずれが判明すれば、医師の手技で元の位置に戻し、固定します。
骨や筋肉、筋などが障害を受けた場合、その部位の安静を保って痛みを緩和させるために、シーネやギプスで固定します。シーネは患者さまご自身で着脱できます。
腰痛やむち打ち症、脊椎の圧迫骨折がある場合は、腰椎装具で固定します。初期段階には固定治療がとても重要で、痛みの憎悪、骨折椎体の圧潰進行や麻痺を起こしたりします。
当院では、脊椎の圧迫骨折治療のためのコルセットを開発し、処方しています。
これまでのコルセットは体に巻くタイプが主流でしたが、「Xコルセット」は背中のほうから体を支える構造になっています。圧迫感がなく、ご自身で簡単に着脱できます。痛みの緩和はもちろん、治療効果も得ることができます。
骨粗しょう症とは、骨密度が低下することで骨がもろく折れやすくなる病気です。自覚症状がないため、骨折して初めて罹患していることに気づくケースが多く、一度の骨折をきっかけに繰り返し骨折することもあります。
該当する項目があれば、骨粗しょう症検査をおすすめします。
北九州市の「骨粗しょう症検診」で再検査となった方も、当院で対応できます。
骨粗しょう症は、年齢を重ねることで発症リスクが大きくなります。若いころは女性ホルモンが骨量を保つ働きをしますが、閉経とともにホルモンの分泌が減少していきます。すると、急激に骨量が低下するため、閉経前後の女性は特に注意が必要です。患者さまの数は女性が多いものの、男性も発症します。
女性の骨量は10代後半をピークに、徐々に減少していきます。若くても骨量が少ない女性は多く、特に妊娠・授乳期には大量のカルシウムを赤ちゃんに与えるため、母体のカルシウム消費が増大します。そして出産後には女性ホルモンが減少するため、一時的に骨密度が低下します。年齢にかかわらず、定期的な骨密度検査が有効です。
骨密度を測って診断します。当院ではDXA(デキサ)法という方法で、腰椎と大腿骨にX線を当てて測定します。 また、採血で骨の溶け出しを調べ、状態に応じてより良い薬を選択します。薬は内服、もしくは注射での処方となります。
「腰の痛みがなかなか取れない」「尻もちをついたあと調子が悪い」というときには、骨粗しょう症の影響で圧迫骨折している可能性があります。 動けるからと放置していると、骨がつぶれて麻痺を引き起こしたり、背中が曲がったりするため、痛みがあれば早めにご受診ください。痛みを和らげる「Xコルセット(特許取得)」など、当院だからこそできる治療で回復に努めます。
骨粗しょう症による骨折で動けない期間が長くなると筋肉量が減り、運動量が減ることで身の回りのことができなくなり、介護生活になるリスクが増大し、生命予後にも関わるので、最初の骨折を防ぐためにも、早めの治療が大切です。
北九州市小倉北区で整形外科・リウマチ科をお探しの際はお気軽にお問い合せください。