眼の大切さ
つれもていこら
院長の片江です。
整形外科とは関係ない話ですが、最近、白内障の手術をしてきた患者さんの話を聞くことが多くなりました。また、日中の日差しが強いため、目の日焼け防止でサングラスを推奨する情報も目にします。
整形外科だから眼科の世界は縁遠いと思っていましたが、先日母親が急に右眼で字が読めなくなった、テレビで人の顔がわからなくなったと言って、近くの眼科に駆け込みました。
なんと黄斑部(文字を読んだりするのに大切な場所)の出血で、その日のうちに病院に転送になりました。
病名:右眼ポリープ上脈絡膜血管症の破裂、網膜下出血
慌ただしく病院に駆けつけ、病状と手術の説明を受けました。黄斑部の血のかたまりを散らせるため硝子体内にガスを注入する手術(処置)です。
そのあと入院して、ガスを眼の後ろに集めておくために、ベッド上でうつぶせ寝、イスに座れるようになってからは、首を曲げて頭をテーブルにつけて安静を保ってました(写真)。傍から見ているだけできつそうです。
先生方の治療の甲斐あって、母親の視力は戻ってきています(字が読めるようになった)。ありがたいことです。
ふだん外来では骨折防止で転倒しないように注意を呼びかけていますが、眼の病気でも危険性は高まりますよね。
みなさんも眼の調子がおかしいなと思ったら、早めの眼科受診をお勧めします。傍からはわからないからです。
眼の大切さを感じた1週間でした。